2009年11月29日日曜日

既存ソフトウェア資産のSaaS/Cloud Computingビジネスへの活用

これまで市場に流通してきた多くのパッケージ・ソフトウェア資産、長年に渡って企業内で開発、蓄積されてきた各種業務用ソフトウェア資産、そしてそれらの開発、保守に従事してこられた数多くのソフトウェア技術者の人々、これら国内市場に潜在的に蓄積されたソフトウェア資産や人材を、SaaS/Cloud Computingビジネスに活用しない手はありません。その鍵を握るのが、いろいろなサービス層に対応して開発されてきた仮想化技術群です。SaaSパートナーズ協会は、さなざまな仮想化技術を利用して、国内既存ソフトウェア資産、およびその開発、保守に従事してこられた人材を積極的に活用することを提案致します。

SaaS/Cloud Computingは、既存の情報通信技術市場構造を根底から破壊してしまう潜在的な力を秘めています。しかし、それは必ずしも、これまで蓄積されてきたソフトウェア資産やその開発、保守に関わってこられた人材を否定するものではありません。これらの既存ソフトウェア資産を何もかもウェブ・テクノロジーで再開発するなどという考え方に現実性はありません。国内市場に蓄積されたこれら資産を活用しなければ、これまで情報通信技術で他国に先行してきた日本の優位性を生かすことができません。

情報通信技術ビジネス・モデルのSaaS/Cloud Computingへの移行が明らかになった今だからこそ、これら国内情報技術資産の再利用、積極的活用を提案致します。


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