情報通信設備投資については、CAPEX(資本支出額)モデルからOPEX(事業運営費)モデルへの移行は明らかです。所有から利用への移行です。
Cloudサービス、仮想化技術 、SaaSは、ソフトウェアやハードウェアの提供コストを下げる手段として注目されています。
ユーザは、ハードウェア、ソフトウェア、およびそれらの運用管理を包括したトータル・サービスを求めています。
情報通信事業者には、このユーザ・ニーズに応えるため、物理層からビジネス・プロセス層に至る各層のサービスをシームレスに統合して提供することが求められます。(下図参照)
ユーザが各層のサービスを個別に求めることは明らかに減る傾向にありますので、各層毎に特化してハードウェアやソフトウェア製品の提供を行ってきた旧来の情報通信産業としては、そのユーザの意識の変化に応えるために業界構造そのものの変革を急がねばなりません。
これに対処するには、水平統合型の業界再編では効果が期待できません。今、求められているのは、垂直統合型の業界再編です。
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