SaaSサービス・エクスチェンジ・マーケットプレイス

これまでの流通ソフトウェアの例を考えても、ユーザは単一ベンダーからすべてのソフトウェアを購入しようとは考えません。いろいろなベンダーから、ユーザの要求に合ったものを適宜選択して利用したいと考えます。また、ベンダーは相互に競合他社のサービスを売ることはしません。このことから明らかなように、インターネット上であっても、サービスの流通を促進するためには、各ベンダーに対して中立的な第三者が流通販売をコーディネイトする必要があると考えられます。また、単一ベンダーでは提供できるサービスの種類に限りがありますから、ユーザの要求に合う品揃えをすることはできません。従って、多くのベンダーの提供するサービスを集積し、その中から取捨選択して再販する仕組みが必要になります。SaaSパートナーズ協会が提唱するSaaSサービス・エクスチェンジ・マーケットプレイスは、これらの問題点を解消するサービス流通モデルです。